振り向いた先にフェミリアンが数匹。
「あっ!!」
思わず飛び退く。
<まったく気づかなかった・・・>
ニナがとっさにサーベルを抜く。
にもかかわらず、そのまま寄ってくるフェミリアンたち。
「ニナ、逃げて!」
クレッセントより出口近くにいるニナ。
「でも・・・」
彼女なら十分逃げられる。
「いいから!
貴女さえ逃げきれば、大丈夫よ!」
「はい・・・」
クレッセントの命令は絶対だ。
あとで助けにくればいい。
装甲障壁(全身を覆う薄いバリア)に身をつつみ、フェミリアンの巣から逃げ出すニナ。
「こっち、こっちに来て・・・」
愛くるしい笑顔で、クレッセントに手を差し伸べる妖精。
<この手に触れられたらダメ・・・>
「あっ・・・」
背後から来た別のフェミリアンに手を握られた。
身体中に湧き上がる妖しい感覚。
<また、気づかなかった・・・この子たち>
動けなくなったところを正面から来た妖精に別の手も握られた。
「あっ、あぁぁぁぁ」
思わず腰が抜ける。
体中に電流が走ったかのような衝撃。
<こ、これは・・・この感覚は>
以前にも味わったことのある感覚。
そうだ、新種と言われるリザやドゥ・パーツに触れられたときの衝撃だ。
彼女たちほどではないにしても、妖しい官能が全身に走る。
へなへなとへたりこむ。
<だめよ・・・ここで倒れたら、おしまいよ>
「あっ、あぁぁぁぁぁ」
3匹めがクレッセントの太腿に触れてきた。
その場に倒れこむクレッセント。
両手に絡んだ妖精達が、袖の隙間から直接胸に触れてきた。
「あっ!」
脳天まで電撃が走る。
下半身にまとわりついてた妖精が、クレッセントの股間に吸い付いた。
「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
全身を貫く快感。
大きくのけぞるクレッセントの肢体。
洞窟に響き渡る、甘い喘ぎ声。
その官能に満ちた咆哮もすぐ途絶えた。
4匹目が彼女の口を抑え込んだのだ。
大きくうねる肉体に呼応して、のたうつクレッセントの頭を両腕で押さえつけ唇をむさぼる。
「うっ、ぅぐ・・・うぅぅぅうぐっ・・・」
くぐもったうめき声だけが、フェミリアンの巣に流れる。
身体が痺れて、動けない。
フェミリアンの手や舌に、ビンビンに感じる肉体。
両手で乳房を揉みこまれ、可愛い唇で吸いつかれキンキンに勃起する乳首。
まるで両乳首から全身が溶けていくような快感に溺れそう。
長く淫らな舌が、口の中を舐めまわしながら喉の奥まで入ってくる。
柔らかくすべすべの舌の感触に陶酔してしまいそう。
そして、それら全ての快感をそこから吸い出すかのように股間に吸いつく妖精。
全官能が股間へと流れ込む。
<っ! だめ・・・だめよ・・・このままじゃぁ>
口からどろっと、唾液が流し込まれた。
<あっ、うぅぅぅぅぅ・・・>
甘い、甘い蜜にもにた唾液だ。
<こ、このままじゃぁ・・・>
全身が完全に痺れ、動けない。
<溺れてしまう・・・このまま、ずっと>
一気に快感が増していく。
「あっ、あっぁっ、あっ、あっぁ、うぅぅっ・・・」
<も、もう・・・だめ・・・>
とめどもなく湧き上がる官能の渦。
体中が痙攣しだす。
全身が大きく弓なりにのけぞり
目の前がスパークする。
強烈なエクスターがクレッセントを襲った。
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