真っ白な石畳。
真夏の午後。
「運がないっつーか、悪いことばかり起きる」
「そう、くさるなって。ギルマスも悪気があるわけじゃないって」
「でもあの言い方はないだろ? 正直傷つくぜ」
「お前がとちるからいけないんだろ。おんなじところで、いつもいつも」
「か〜〜〜、終わったはずなのに、リコ、お前にまでまだ言われるか?」
「はい、はい、ごめんよ」
「あ〜、むしゃくしゃする!」
暑い夏。
もうすぐ川にさしかかる。
ちょっとは涼しくなるだろうか。
「こういうときには、おもいっきりセックスするに限るんだがなぁ!」
「おっ、おぉ〜?」
「あぁぁぁぁ! セックスしてぇ!!」
「お、俺が相手してやろうか? かなりうまいぜ^^」
「リコ!」
「は、はい・・・」
「お前はいい奴だし、男前だが・・・
男はいらん! 女だ、女!!」
「え〜っ・・・どゆこと・・・?」
「気が晴れるなぁ、大声でセックスしたい! って吠えるとぉ♪」
「周りの連中がみんな見てるぜ、やめろよ。こっぱずかしい・・・」
「こっぱずかしいのは、どっちだぁ?
昼間っからレズくどいてる男がよく言うぜぇ!」
「へいへい、ごめんなさい。
・・・って、レズなのかよ。
それにしても、うちの美形って
レズビアン多いよな・・・」
「絶世の美女と、性器舐めあいた〜い!」
「やめろって、恥ずかしいから!」
「クレスの性器、あきるまで舐め回した〜〜〜いっ!!!」
「なんで、クレスだよ?」
「あん? あんた、何言ってるの?
うちの女の子の大半はクレスがお目当てなのよ。
クレスファンは、み〜んなクレスに対して操をたてているのよ〜」
「よっくいうぜ」
「み〜んなクレスの性器を狙っ・・・」
目の前にクレッセント。
「うわぁ!」
「きゃぁ!!!」
橋を背にこっちへ歩いてくる。
「き、聞かれたかな・・・?」
「絶対聞こえてる・・・もうごまかしても無理だ、正面から行け!」
「そ、そうね・・・」
動揺を隠せないエヴァンゼリン。
「ク、クレス。こんにちは」
「こんにちは、エヴァ先輩」
ちょっと恥ずかしげに挨拶するクレッセント。
「行け、エヴァ!」
リコが小声で言う。
「あ、あぁ・・・」
生唾を飲み込んでエヴァンゼリンが言う。
「ク、クレス。 あ、貴女の、・・・舐めさせて・・・」
「う、うわぁ・・・直接すぎるぜ、バカ!」
頬を真っ赤に染めるクレッセント。
「え、えっとぉ・・・」
「4千レイ(10万円)で、どう?」
もう、後がない!
「4千レイ?」
驚き顔のクレッセント。
「いえ、4万、4万レイ(100万円)出すわ!」
振られたら、もう終わりだ!
これからクレッセントに合わせる顔もないし、絶対ギルドにも行けない。
それに、恥ずかしくて町も歩けない。
後にはひけないエヴァンゼリン。
「あっ、は・はい、分かりました。金額じゃないの。ちょっとびっくりしただけです・・・」
ほんのり赤い顔で、一生懸命応えるクレッセント。
荒い息で下を向いたまま、クレッセントの返事を待っているエヴァンゼリン。
「え、え〜っと、まずデートにします。それとも、ホテル?」
「ホ、ホ、ホテル!ホテル!」
「わかったわ、エヴァ先輩。じゃぁ、おしゃれなホテルがあるから、そこ行きましょう」
思いもよらないクレッセントからの返事にあっけにとられ、凍り付いて動けないエヴァ。
クレッセントがそばに寄り、優しく肩を抱く。
「さぁ、行きましょう。エヴァ先輩、私の・・・いっぱい舐めてくれるんでしょう?」
真っ赤になりながらクレッセントの顔を見つめ、へなへなとその場にしゃがみこむエヴァ。
周りからは、なぜか拍手が巻き起こる。
「うぅわ、やっべぇ・・・」
なぜか、リコが照れまくる。
動けなくなったエヴァを馬車に乗せて、ホテルに向かうクレッセント。
時間がかかったぶん送る拍手も盛大になってきている。
なんだなんだと押し寄せる群集。
エヴァの奇行を笑いながら説明する観衆。
「ねぇちゃん、よく頑張ったぁ!」
「よくやった!」のエールとともに拍手がどんどん大きくなる。
「なんの、拍手だよ?
そりゃ俺もエヴァには拍手もんだけど・・・」
いつのまにかリコの横で、おじいさんがうなずきながら何度も拍手をしている。
つられてリコも拍手をしながら馬車を見送る。
「俺もあのくらい頑張れば ・・・いけんのかな?
・・・って、クレス?
エヴァとホテルっ?
ク、クレスも・・・その、女色?
女性オンリーだったら
お・俺、だめじゃんよ?」
そのずば抜けた容姿と、Hしまくってるオーラが災いして、実はセックスお初のエヴァンゼリン。
結局クレッセントの性器を舐めるどころか、逆にレズテクを極めてるクレッセントに股間を吸いまくられて、立て続けにエクスタシーに追い込まれる。
失神すること数知れず。
1週間ほど足腰立たなくなったエヴァンゼリンでした^^
その後も頼み込んで、しょっちゅう吸ってもらってるらしい。
幸せ一杯のエヴァンゼリン。
今度の誕生日にはクレッセントに処女を捧げるそうな。
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