ジュネスから、全て詳細に報告するように言われているし・・・
でも、これだけの現象が起これば、マジリアヌレポートならぬ、
ウエルレポートとして連合内で有名になりそうね♪
まずミラ。
あの年齢でランクSというだけで驚異だわ。
感知系としての王道、ずば抜けた探知能力を持つ。
千里眼、いえ万里眼とでも言えるかしらね。
その上、事後探知能力も兼ね備えている。
ランクSの感知者でも事後探知能力のある者はほとんどいない。
現場に残る残留思念を一つ一つ拾い紡いでいく。
そして過去にそこで起きたことを探知する。
でも、ミラは現場にも行かず遠距離から事後探知を行った。
敵が現場に来たのなら何らかの残留思念が残るはずだが、
遠距離攻撃となると残留思念はほとんど無い。
にもかかわらず、ミラは10分とかからずヴァンガドーラ第2班を探知した。
強力なジャミングで、探知不可能と言われる第2班をだ。
まさに驚異だわ。
そしてカンナ。
ミラ以上に若くして、ランクS。
誰もが認める天才だわ。
彼女の遠距離探知もずば抜けたものだが、ミラがいるため今回はジャミングを担当していた。
それでもあの短時間で完璧な逆探防壁を築き上げ、敵の逆探をジャミング。
あの防壁が破られたのは、敵の感知者の能力を評価すべきだわ。
その敵からの逆探攻撃を2回とも回避している。
私も座標誘導に参加はしたが、直接回避したのは私ではなかった。
カンナか、・・・もしくはクレッセントだった。
今回の立役者、聖教会のミディア。
言うまでも無く、敵を殲滅したボンバー。
ボンバーというだけで、SS。
究極のバスターだわ。
私もボンバーという存在をはじめて見たわ。
その存在すら伝説と言われるボンバー。
爆破までのアルゴリズムは全く不明。
目に見える範囲だけでなく、思いの座標を着弾点として、周り全てを爆破する。
今回のこの規模はどうだ?
半径600メートルに渡って、消し飛んでいる。
世界を震撼させるに十分な存在だわ。
ヴァンガドーラ第2班の終焉の地に立つウエル。
大きくくぼんだ大地を見つめながら、思考をめぐらせる。
同じく聖教会のニコール。
ミディアと行動を共にする。
ボンバーを守るバリアーとして行動。
インメルサバリアを簡単に張れる、超一流のバリアーだ。
バリアーの中でもインメルサバリアを張れる者は少ない。
そして、SSのミディアが連れ回していること自体、彼女の能力が極めて高い証拠となる。
ボンバーとバリアー、最も一般的な組み合わせだ。
でも・・・あまりにも、忠実すぎる。
自分の能力をできるだけ隠そうとするこの世界で・・・
もしかしたら・・・ここに、フェイクがあるような気がする。
そして特筆すべきは、メルローズ。
クレッセントの波動増幅があったにせよ、
ヴァンガドーラの超強力な防御やジャミングをものともせず、
敵バリアーを一撃で刺殺。
まさに狙撃!
こんなことが可能なら、誰も彼女からの攻撃を回避できないわ。
どこにいても、何をしても避けられない。
これこそ、驚異だわ!!
みんな言うに違いない・・・反則だと。
最後に、クレッセント。
マジリアヌレポートにもあるように、強力なジャマーにして、完全なるリッミッターブレーカー。
なおかつ、彼女は遠距離ボンバー戦の経験があるのだろう。
ボンバーを中心とする感知戦。
その経験の無い者にとって、彼女の指揮は完璧とも思えた。
そして、誘導。
彼女からの指示が出てから、実行されるまでの時間が短すぎる。
これはクレッセントによる、味方メンバーへの誘導だと推測される。
また敵からの逆探攻撃が、私達に直撃しなかったのも、ダミー座標への誘導だった。
それに、特筆すべきは波動増幅。
メンバー全員の能力が一気に向上、敵殲滅の最大要因となったわ。
これだけ多くの能力が、1人の個体に集中するとは考えにくい。
一般的なバスター能力の範疇で考えるから多くなるのであって、
基本は1つなのかもしれない。
・・・
リミッターブレイクは肉体のリミッターを外すこと。
波動増幅は精神のリミッターを外すこととは考えられない?
そのノウハウは別として、リミッターを外すこと自体、誘導とは考えられないかしら。
肉体の限界を超えるように自分を誘導。
精神の限界を超えるように他人を誘導。
クレッセントのジャミング能力も、基本は誘導なのかもしれない。
相手からの探知が自分に反応しないように誘導。
これが可能なら、一切の片鱗さへ探知されることなくジャミングしたことになるわ。
彼女の最大の能力は・・・
誘導
ん〜、なかなか面白そうなレポートができそうね♪
☆Best Site Ranking☆
☆GL Search☆
☆人気のブログ☆
ラベル:ココ