
領主主催のパーティで、
一人の女性に声をかけられた。
そのあまりの美しさと妖しい瞳に魅了され、
誘われるままにここまでついてきてしまった。
背の高めのクレッセントより一回り長身で
ラメをまぶしたパープルのロングドレスが
彼女の素敵なプロポーションをより一層引き立てる。
この地の領主の
美しき娘だった。
「なんて、綺麗なお嬢さんなんでしょう」
「女の私でも、惚れ惚れする美しさね」
「きっと貴女以上の美貌をもった女性は、この国にはいないわ」
目の覚めるような美人に
褒めちぎられて、おだてられて
有頂天になってるクレッセント。
甘い言葉とソフトなボディタッチ。
そして、頬にそそがれる優しいキッス。
クレッセントの反応を確かめるような誘惑。
ちょっと恥ずかしげに下を向くクレッセントの顎にそっと手を添え、上を向かせた。
「可愛い娘♪」
唇を重ねる。
そして強く抱きしめ、
ジュジュの本格的なキッスが始まった。
「ん〜」
クレッセントから小さな喘ぎがもれる。
「貴女のことが、
とっても好きになってしまったわ♪」
さらに強く抱きしめ、耳元にささやく。

「ねぇ、クレス
私のものになって」
応える間もなく、情熱的な口吻。
長い舌をクレッセントの口に挿入し、その舌と戯れる。
「ん〜〜〜」
もうクレッセントはメロメロだ。
舌を絡め取り、濃厚な愛撫をそそぎ続けるジュジュ。
「ん、ん〜〜〜」
クレッセントから、官能的な喘ぎがもれる。
「貴女は、もう私のものよ
いいわね・・・クレッセント」
右腕で思いっきり抱きしめたまま
左手でクレッセントの胸を優しく揉みこむ。
「あ、ん〜っ」
壁に押し付け
太腿でクレッセントの股間を刺激する。
「あぁぁっ、あん」
のけ反り、大きく喘ぐクレッセント。
「お返事は、クレッセント?」
「は、は・・・い」
若い肉体を襲う官能に耐えきれず、応えてしまうクレッセント。
「うれしいわ、クレッセント。
貴女は私のものよ」
ジュジュの真っ赤な唇が
クレッセントのピンクの唇に吸い付く。
大理石の壁に押さえつけられ
グイグイ胸と股間を刺激される。
「ん、ん〜っ、あぁぁ」
クレッセントの喘ぎがさらに大きくなる。
「私の可愛いペット♪」
全身を震わせ、ジュジュの愛撫を受けるクレッセント。
敏感な乳房を優しく揉みこまれ
ジュジュの太腿が的確にクレッセントの最も感じる部分を刺激する。
「あっ、あぁぁぁ・・・」
悶えるクレッセントを押さえ込み情熱的なディープキッス。
そして、大量の唾液が流しこまれた。
一瞬大きく震えながらも
ごくごくと嚥下するクレッセント。
ジュジュの熱い唾液を飲み込まされるたびに
身体の力が抜けていくのを感じる。
その真紅の唇でキッスをされるたびに
全身のオーラが吸い取られていくような感覚だ。
今や自分一人の力では立っていられない状態になっている。
「貴女は私の可愛いペット・・・」
優しく微笑みながらジュジュが言う。
「そして私の奴隷よ、いいわね♪」
クレッセントの両腕を
後ろに回しこんで
縛り付けた。
<えっ、奴隷・・・?>
[私のもの] から、[ペット] に、そして [奴隷] へと
表現が変わってきている。
<!>
後ろ手に縛る縄が切れない。
リミッターブレーカーであるクレッセントが
こんな縄を切れないわけがない。
縄に呪符がほどこされているのか、
それともクレッセントの能力が中和されているのか。
確かに身体が重く、力がでない。
今にも床に座り込んでしまいそうだ。
「私の奴隷には、みんなこれをしているのよ」
と言ってクレッセントの首
に黒光りする皮の首輪を付けようとする。
「マダム!」
思わず抵抗したが、あっさりとはめられてしまった。
「ん〜、真っ白な貴女のうなじにピッタリだわ。
とっても素敵よ、クレッセント」
頬を染めて微笑むジュジュ。
今もそうだ、抵抗したのに簡単に首輪をされてしまった。
感じる・・・この首輪はそう簡単には外せない!
ジュジュが強力なバスターなのか?
いや、まったくそんな気配はない。
他に強力なバスターがいてクレッセントの能力を中和しているのか?
それとも、この館全体に強力な結界が張られているのか?
恐怖が身体の底からこみ上げてくる。
<とても、まずい状況だわ・・・>
「テレーゼ!」
隣の部屋に向かって、ジュジュが呼ぶ。
待ち受けていたかのように扉がすぐ開き
背の高い女性が入ってきた。

召使なのか
ジュジュの好みであろう
彼女とならぶほどの美しさだ。
「やっと、手に入ったのですね?」
クレッセントを熱い眼差しで見つめながらテレーゼが言う。
「えぇ、結構手間がかかったけどね♪」
「仕方ないですわ、
この町だけでなくアラキアでも1・2を争う美形ですもの♪
ましてや、バスターであり
5大ギルドの筆頭デフィエルデルワーレの広告塔。
狙う相手も多ければ
ギルドが手放すはずもない」
「そうね、でもこれで私のものよ・・・ふふふ。
テレーゼ、
奴隷契約書にサインさせる前に
館の中をじっくりと
見せてあげるて♪」
ジュジュがテレーゼに指示する。
クレッセントの首輪には鎖がつけられていて
犬のようにひっぱりまわせるようになっている。
テレーゼがその鎖を引いて、クレッセントを地下へと誘う。
<! ち、地下・・・>
今まで地下に連れ込まれて、ろくなことがなかった。
恐怖で脚がすくむ。
美しいメイドが、鎖を強く引っ張る。
「早く、いらっしゃい!」
大きな鉄のドアを開けたその部屋は
やっぱり拷問部屋だった。
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